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問い合わせフォーム実装ツールの espar form が、kintone・Googleスプレッドシートと連携する「外部データベース連携機能」の提供を開始

2025年9月30日
株式会社フィードテイラー
代表取締役 大石裕一

JavaScriptだけで動作する問い合わせフォーム実装ツール「espar form」を提供する株式会社フィードテイラー(本社:大阪市北区、代表取締役:大石裕一)は、個人情報を保存しない特性を活かしつつ問い合わせ管理をセキュアに行えるようにするため、サイボウズ社のクラウドサービス「kintone」およびGoogle社の「Googleスプレッドシート」に、問い合わせ内容の蓄積・集計を行える外部データベース連携機能を2025年9月30日より提供開始いたします。

 

問い合わせ管理の現状

多くのWebサイトでは、問い合わせフォームを設置して「メールが届くだけ」の状態にとどまっているのが実情です。問い合わせ内容を管理・集約・分析する仕組みがなく共用のメールボックスにたまるだけであるため、「どんな問い合わせが多いのかの分析」「時期と種類のクロス集計」「対応状況の管理」といった問い合わせの利活用ができていません。

一方で、Web制作会社様においては、顧客から「問い合わせ内容を管理したい」「データとして蓄積・集計したい」「CSVでダウンロードしたい」といった要望を受けることがあります。問い合わせ管理のためにCRMサービスを導入する場合もありますが、追加費用や学習コストを要するデメリットがあります。

そこで espar form では、集計/分析/可視化の機能を備える kintone® や Google Workspace™ を既に導入している企業様が、それらのサービスを活かして簡単に問い合わせ管理を始められるよう「外部データベース連携機能」をご提供することとしました。

 

外部データベース連携機能の詳細

espar form で実装された問い合わせフォームから、kintone および Google スプレッドシートに問い合わせ情報を簡単に保存できます。

元より espar form では問い合わせ内容をサーバに保存しないことを特徴としています。セキュリティ要件や個人情報保護要件があるお客様に espar form を導入いただく理由になっている一方で、保存しないことによって集計/分析/可視化ができないという負の側面もありました。

この度の「外部データベース連携」はこれを解決するものです。既にお客様のセキュリティポリシーに則して運用されている業務用データベースに、問い合わせ内容をそのまま保存できるのが最大の特徴です。

kintone連携の例

問い合わせフォームに入力されるたびに、kintoneアプリに蓄積されていきます。

espar form の管理画面での設定は2箇所(kintoneアプリのURLとAPIキー)のみです。

Googleスプレッドシート連携の例

馴染みのあるスプレッドシートに問い合わせ内容が自動的に蓄積されていきます。

espar form の管理画面での設定はURL1箇所のみです。

kintone や Google スプレッドシートは、検索・絞り込み・集計・グラフ・CSVダウンロード等の機能を標準で備えていますので、追加の専用サービスを導入することなく、「メールが届くだけ」の問い合わせフォームから「集計・分析・状態管理」ができる問い合わせ管理システムへと発展させることができます。

連携の詳細手順はオンラインマニュアルで公開しており、エンジニアではない方にも簡単に実施頂けます。

 

外部データベース連携機能のメリット

サイト運営企業様・制作担当会社様の両方にメリットがあります。

サイト運営企業において

使い慣れたツールで以下のようなことが可能になります。

  • 問い合わせをデータベース化
  • 問い合わせの簡易な集計・分析、また対応管理

制作会社様において

中小規模サイトやLPサイトの制作で、問い合わせフォームについて以下のような提案が可能となります。

  • 問い合わせの内容を管理できるようになる
  • 問い合わせの記録をCSVでダウンロードできる
  • 問い合わせの件数や種類等を集計・分析・可視化できる

これらの機能を備えた問い合わせフォームをご提供頂けることは、制作会社様の提案力UPに繋がります。

 

価格・提供条件

料金 追加費用なし
提供開始日 2025年9月30日
対象 espar form をご利用中の全てのお客様

(従来からある「RestAPI」を使って独自の実装で kintone や Googleスプレッドシートに連携している場合、特別な移行作業等は必要なく、継続してご利用頂けますのでご安心ください)

 

今後の展開

外部データベース連携機能の連携先として、この度の kintone・Googleスプレッドシートに限らず、国内外を問わない様々なクラウドサービスに連携していく予定です。

また問い合わせ管理を行えるようになると、対応業務の集約や顧客管理までもが必要となってきます。espar form ではお客様の次のフェーズに備えて、既に連携実績がある問い合わせ業務集約サービスの Re:lation (インゲージ社)との連携を顧客管理の側面から強化していく予定です。

 

espar form について

espar formは、JavaScriptを貼り付けてCSSクラスを指定するだけで、静的ページに問い合わせフォーム機能を実装できるツールです。オンラインマニュアルも整備されており、PHPやメールサーバの知識がない方でも簡単にフォーム機能を実装できます。DMARC導入に欠かせない独自ドメインDKIM署名に標準対応するほか、Slack、Chatwork、各種クラウドサービスとの連携も可能です。詳しくは espar form のページをご覧ください。

 

■ 株式会社フィードテイラーについて

株式会社フィードテイラーは、CMSサイトを静的化して高速化・攻撃無効化を一挙両得できる「espar vault」、静的サイト向けのPHPレスなフォーム実装JavaScriptツール「espar form」など、静的化技術に特化したサービスでWeb制作現場の課題を解決するテクノロジーベンダーです。

■ 本リリースに関するお問い合わせ

株式会社フィードテイラー
info+esparform [at] feedtailor.jp

  

※kintoneは、サイボウズ株式会社の登録商標です。
※Google Workspace, Google スプレッドシートは、Google LLCの登録商標です。
※Re:lation®は、株式会社インゲージの登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。