WordPress等のCMSで構築されたWebサイトで、以下のような課題に直面していませんか?
- 表示速度が著しく遅い: 普段からページ読み込みに時間がかかり、ユーザ離脱率が高い
- アクセス集中時に落ちる: キャンペーンやメディア掲載時に限ってサーバが応答しなくなる
- 管理画面の操作が重い: コンテンツの登録作業に時間がかかり、業務が円滑に進まない
これらの問題は、「サーバ増強」では本質的な解決になりません。CMSが重くなる原因の多くは、サーバスペックが貧弱 だからではなく、構成・実装・設定に根本的な問題が潜んでいることが少なくありません。多くの場合、作り方が悪い のです。
CMSは手軽にサイトを構築できるサイト制作ツールですが、本質的にはPHPやデータベースから構成されるWebシステムです。Webシステムと捉えれば見るべき点は沢山あります。例えば、
- PHPの設定、Apache/NGiNX、Linxuカーネルの設定は最適でしょうか?
- MySQLのインデックスは最適に設定されているでしょうか?
- 要件に適したアーキテクチャやPHP実装になっているでしょうか?
- Apache/NGiNXのWebサーバで行うべきことをPHPで行う「無駄」はないでしょうか?
- 導入したCDNは効果を発揮できる最適な設定になっているでしょうか?
等々です。これらは全て「システム開発」視点で課題を根治するアプローチです。こうした最適化を意識せず構築されたCMSサイトは、PVが増加する成長期や、SNSやメディア等でアクセスが急増する商機に限ってトラブルを起こします。
CMSサイトの負荷や重さに課題を感じた場合、真っ先に行うべきは、闇雲な 「サーバ増強」や「サーバ引越し」ではありません。CMSサイトの要件に対して、Webシステムとして最適なのかを分析することと、それに基づく適切な最適化です。
当社は長年、CMS高速化支援を行う中で、サーバ構成、ミドルウェア設定、実装コード、各種ログを多角的に分析し、Webシステム視点で負荷や重さの原因を特定して解決してきました。
Webシステム視点を持っているからこそ見れる情報を収集・分析し、根本原因を特定して解決プランを策定致します。以下は負荷の原因を特定してパフォーマンスを改善した例です。
サイト種類 | 特定した問題 | 解決手法 |
---|---|---|
メディアサイト(月間100万PV超) | データベースのインデックスが不十分 広告表示のロジックに無駄が多数 |
適切なインデックス設定 広告表示プラグインの改修 |
サービスサイト | LinuxカーネルIP層のパラメタ値 ネットワークの設計 |
設計・設定の変更 |
店舗情報サイト | WordPressテーマの無駄なSQLクエリ | テーマ中のPHP実装の改修 |
物販サイト | 複数バージョンのPHP環境が誤って混在 | 環境整理により改善 |
サイト制作の視点では「重い=サーバ増強」という発想にしかなりませんが、Webシステムの視点では問題の本質を捉え原因を特定することが可能です。そのために様々なツールを駆使し、多角的にCMSサイトを分析します。
ターミナル
(基本ツール。サーバのプロセスを見て分かることは多い)
メトリクス監視
(監視ツール。CPU、ディスクI/O、ネットワーク等のハードウェア側面を確認することもある)
以下のステップで、お客様のCMSサイトが抱える問題を根本から解決に導きます。
1. ヒアリング | お客様が抱える課題やサイトの現状について、最大1時間のビデオ会議にてヒアリングを実施します。まずはお気軽にご相談ください。 |
2. 調査・分析 | ヒアリング内容に応じて多角的に調査・分析を行い、高負荷の根本原因を特定します。ご提供頂く情報にはサーバー構成、ミドルウェア、テーマやプラグインのソースコード、各種ログ等が含まれます。 |
3. 改善計画の提案 | 特定した原因を排除し、負荷問題を抜本的に解決するための具体的な計画をご提案します。(*) |
4. 改善実装 | ご提案した計画に基づき、根本対策となる改善作業を実施します。 |
5. 継続保守 | 実装後もサイトが安定稼働するよう、ご要望に応じて継続的な保守・運用サポートをご提供します。 |
(*) 調査・分析の結果、当社の静的化サービス espar vault の導入が最適であると判断した場合には、当該サービスをご提案することもあります。その場合、料金は当該サービスの料金となります。なお、ご発注に至らなかった場合、固有名詞を排して匿名化した上で「ご相談事例」として当社Webサイトに掲載させていただくことがあります。
基本アドバイザリー料金 | ¥1,760,000〜 |
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保守契約(月額) | ¥30,000〜 |
※価格は税込みです。いずれも最低価格です。調査・分析の結果、当社の静的化サービス espar vault の導入が最適である場合、当該サービスをご提案します。その場合は料金は当該サービスの料金となります。