フォームでの全角強制ストレスをゼロに! espar form がユーザ入力の自動変換処理をノーコードで追加できるコンバーター機能を搭載
2025年7月29日 株式会社フィードテイラー 代表取締役 大石裕一
静的サイト向けの問い合わせフォーム実装ツール「espar form」を提供する株式会社フィードテイラー(本社:大阪市、代表取締役:大石裕一)は、フォームで入力されたテキストを自動変換する「コンバーター」機能を中心に、Webサイト制作者のフォーム実装工数を大幅に削減する3つの新機能が搭載された v1.11.0 を本日より提供開始いたします。
1. コンバーター機能
提供の背景
従来のフォーム実装では、サイト運営側のデータ管理都合が優先されてユーザーの入力体験が損なわれることがありました。例えば、住所入力欄で全角を強要したり、電話番号でハイフンを許容しないなどです。これらの入力制限はサイト運営側の都合に過ぎず、ユーザ視点ではフォーム入力を阻害する要因でしかない場合があります。
弊社が日々行うフォームのUX/UIの研究において、こうした事例では、フォームの入力条件を厳密にせずメールが送信される際にサイト運営側に都合の良い形式に自動変換されるべきであると考え、この度の「コンバーター」機能の開発に至りました。espar form の他の機能と同様に、問い合わせフォームのHTML中にCSSクラスを追加するだけで「コンバーター」が発動し、自動変換が行われるようになります。
標準コンバーター
標準で以下6種類のコンバーターを提供します。
- 全角化 (fullwidth)
- 半角化 (halfwidth)
- 空白除去 (removespaces)
- ハイフン除去 (nohyphen)
- 英文字の大文字化 (uppercase)
- 英文字の小文字化 (lowercase)
それぞれに対応したCSSクラスを追記するだけで、制作者はプログラムコードを1行も書くことなく自動変換機能を搭載することができます。
(実装例)
上記の実装で下図のように画面遷移時に自動変換されます。
(入力時)
(確認時)
なお、標準コンバーターにはない自動変換処理を行いたい場合、必要最低限の実装(最小でJavaScript1行)で独自コンバーターを追加して使用することもできます。
また、コンバーター機能以外に v1.11.0 ではフォームの実装工数を削減する機能を2つ追加しました。
2. 同意チェッカー機能
利用規約や個人情報保護方針への同意チェックなど、チェックボックスをONにしなければ確認画面に遷移できない挙動を、CSSクラス指定のみでノーコードで実装できるようになりました。
(実装例)
(入力時)
(確認時)
このようにクラス名を指定するだけで、チェックボックスがONにならない限り画面遷移することができなくなります。
3. 新バリデーション「requiredChecked」の追加
複数のチェックボックスから「最低N個の選択を必須」とする入力条件がノーコードで実装できるようになりました。requiredChecked を使ったCSSクラスを指定するのみで、従来JavaScriptでの実装が必要だった機能を短時間で実装できます。
(例) 5個のチェックボックスから3個以上選択必須
espar form v1.11.0 の提供条件・利用方法
料金 | 追加費用なし |
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会社名 | 株式会社フィードテイラー |
利用開始日 | 2025年7月29日 |
対象サイト | espar form を導入している全サイト |
espar form について
espar formは、JavaScriptを貼り付けてCSSクラスを指定するだけで、静的ページに問い合わせフォーム機能を実装できるツールです。詳しくは espar form のページをご覧ください。
■ 株式会社フィードテイラーについて
株式会社フィードテイラーは、CMSサイトを静的化して高速化・攻撃無効化を一挙両得できる「espar vault」、静的サイト向けのPHPレスなフォーム実装JavaScriptツール「espar form」など、静的化技術に特化したサービスでWeb制作現場の課題を解決するテクノロジーベンダーです。
■ 本リリースに関するお問い合わせ
株式会社フィードテイラー info+esparform [at] feedtailor.jp